《1つめの理由》
「ビジネス書」はこの小さな小さな世界の中を扱っているので「小さな限界」があります。
どんな世界でも小さな専門化した世界・特化している物ほど専門性が高い。
専門性が高いと言うことはノウハウになりやすいからです。
| 1.「小さな世界」では最初、情報の摂取は効果的に働き「今すぐ儲かる結果につながりやすい」。
2.世界が小さいので、すぐに「限界効用逓減」
3.閉じた世界にいると限界を客観視できない
(なんとなく限界感に苛まれる) |
だから、あなたがいくらどこをどう学んでももう、「ビジネス書」には余地がないんです。
《2つ目の理由》
ビジネス書での読書になれていると、読書が毒書になってしまっていると言うことです。
(読書は毒書は僕が名付けた本の弊害です。)
自分のビジネスでの結果を出すのに、「ビジネス書」の思考を借りるのが効果的で速いから借ります。
自分で1から考えていたら効果効率が悪いからですが、それは裏返せば・・・
「つまり自分の思想というものを所有したくなければ、
そのもっとも安全確実な道は暇を見つけしだい、ただちに本を手にすることである。」
「読書は言ってみれば自分の頭ではなく、他人の頭で考えることである。
絶えず読書を続けていけば。仮借することなく他人の思想が我々の頭脳に流れ込んでくる。」
ショウペンハウエルの『読書について(岩波文庫)』 |
自分で思考したくなければ、
ただちに本を手にすること。
ただちに教材を手にすること。
ただちにセミナーに出ること。
次々と本を読み、教材を買い、セミナーに出ることです。
仮借することなく他人の思想が我々の頭脳に流れ込んでくる。
あなたと人とは違う人間なのに何の疑いもなく、
「人の思考」で考えたビジネス書・理論・セミナー・ノウハウを一生懸命読めば読むほど、
あなたの頭脳には「人の思考」が流れ込み、「あなたの考え」は消えていく、のです。
それでは、ビジネスで「差」が生まれるわけがありません。
つまり、あまり儲からない・・・あなたらしくない、オリジナリティが無い、
どこにでもある、陳腐化しやすい、利益が薄くなる、
競争が激化する、将来が見えない、未来が不安・・・というのはすべて「当たり前のできごと」なんです。
《3つ目の理由》
だから、じゃぁ、古典を読んだり、小説を読んだり、歴史書・思想書を読むか?
といっても、なるほど、と思っても、実際にはどこから手をつけて良いのか?
そして、結局、どうやってビジネスに活かしているのか?が分からないのではないでしょうか?
仕事が忙しいのに、読む時間がない、仕事にどのように、いつ、どのくらい役立つか分からないのに・・・
今までの習慣であり、今のビジネスの下支えであったビジネス書やノウハウセミナー等々を
すぐに手放すことはなかなかに簡単ではない。
やめることはなかなか簡単ではないことは僕も知っています。
いかがでしょうか?
でも、周りを見回せば、みんなビジネス書で意見交換しているし、
みんな、それでうまく行ったり行かなかったり。
うまく行かなければ、情報が少ないか、深掘りしていないか、情報に遅いか?
いずれにしても、自分以外の人はうまくやっていて、自分がまだ、うまくやっていない。
もう少しうまくやらないと、、、、、と、このスパイラルにいるのですよね。
ある意味しょうがないと言えます。
だって、、、、、、みんなそうなんですから。
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