はやぶさ・グランクラスの価値
こんにちは 西田です。 グランクラスを知ってますでしょうか?ワインの名前?惜しい!いや、全然惜しくありません。東京-新青森間で運行する東北新幹線「はやぶさ」に導入された「ファーストクラス」です。今日はこの題材から「本当の付加価値・うその付加価値」についてです。 |
「本当の付加価値・うその付加価値」
グランクラスの料金は運賃を含め東京-新青森間で2万6360円(軽食、飲み物込み)で、普通席で行くと料金16,170円その差、約1万円がファーストクラスの座席使用分ですね。でも、従来からのグリーンなら料金20,860円なので、差額が6,000円程度。約3時間。 (ざくっと検索しただけなので間違っていたらm(..)m。)
新幹線が所要時間4時間1分、時間帯によっては所要時間3時間48分、料金16,170円 飛行機が所要時間3時間16分で料金33,700円
ビジネスユースでこの30~40分を争う人たちの話は横に置き、急がぬ旅だとしたら 新幹線:飛行機は移動手段として「勝負の土俵」にあるわけですね。
今まで開通前は、所要時間(今回39分短縮)を考えたら勝負になっていなかった。 「競争」は?事実上なかった → 競争に入った。これを「市場化する」といいますね?
料金の違いは所要時間の違いですね~と、棲み分けがあった、、、が 今、ほぼ同等になったんですね。(早割とかは次のステップの話です。)
こういうことが世界の隅々まで偏在して起きているのが僕らが住んでいる社会であり、 新幹線と飛行機の話は「ぼくら事業家」も同じなんですね。なにも違わない。
「市場化に人生の主導権まで奪われる」
ここまでの整理は「時間軸の長さの問題」を別にすれば、 必ずと言って差し支えないくらい、「棲み分け」→「市場化」となるということ。
さて、付加価値を考えましょう。
グランクラスは付加価値か?
じつは、青森開通以前から、飛行機料金はすでに、早割、、、何とか割りで、 1万数千円レンジの「市場化」は起こっていたわけです。 つまり、正価では速さに見合わないくらい「高い」と市場が言うので 早く購入すれば逆転すら起こっている。
そうそう、こういう、全般の話、何か付加価値を、、、、という、 こんな話を展開している、読んでいるときは全部自分の話に置き換えて 並列で読むのがいいです。自分の業界ならどうか、とその中で自分はどうか?ですね。
さて、このグランクラスという付加価値は、JRが自分を何業と定義しているとしてこういう商品価値を上げようとする努力をしているのでしょう?
そう、サービス業ですね。
でも、根本を突き詰めればサービスではなく運び屋さん、運輸業です。長い時間の流れの中で、「サービスも大事」になってきたわけでいきなりサービス業としての「価値を高める努力」を中心に据えたわけではないですよね?
「運ぶ業」としてすべきことはそもそもはちゃんと着く、とか運行するとか、時刻の正確さ?とかそれからスピードアップですね。そういう背骨たる事業を磨いて磨いて、 もちろん今も磨いているのでしょうが、はじめに○○ありき、の○○を磨く努力を、 すべきことをしたはずなんです。
同じ、運び屋さんなら宅配便業。
最初はちゃんと荷が着く、荷が傷まない、届けられる範囲の整備、etcですね。 やがて、参入他社が来て、クールとかゴルフとかスキーとかをはじめたんでしたよね?
枝葉末節を磨くな、磨けば生ける屍に、、、
その順番で考えると、グランクラスは「その会社の本旨としての付加価値か?」といえば 大事ではあるけど、乱暴にいえば、「枝葉末節」ですね。もう本質的な部分で磨き上げるところがきわまっている、だから、「枝葉末節」なんですね。
さて、グランクラスネタから振り返りましょう。我々、小さな小さな事業家として いつかライバルが登場する・もうすでにいる・ライバルがいる中に飛び込み起業した、、 など基本的に市場で商売をしていると思います。
では、あなたが今、一番やらねばならない、「本旨」はなんでしょう? というのが「本当の付加価値・うその付加価値」です。
たとえば、なんらかの手技を提供するお仕事としましょうか。 気持ちのいい部屋とか、お茶をお出ししていますとか、 そのメインの技術の関連技術とか周辺知識とかへの「自己投資」をして、 それをお客さん、これがあなたにお役に立てますよ、、、、 なんてやっていないですよね?(笑)ってことです。
あなたがすべきことは、その手技の世界で、徹底的にNO,1になるための努力のみが「本旨」なんです。そうすることによって、あなたと同等くらいに磨き上げたもの同士で次の「付加価値競争」があるかもしれません。
そこまで磨き上げもせずに(技術だけではないですよ、知識も話し方も伝え方も、売り方もサポートの仕方のどれであり、その本業部分)グランクラスみたいなことをもしかしてやっていないでしょうか?
していたとしたら、即刻やめないと事業として「死亡」もしくは 一番苦しい「生かさず殺さず、ちょっと客がいて、進むも退くもできず...」になりますよ?
グランクラスをやってもいいのは唯一、あなたの本旨が「サービス業」の場合のみです。 でもたいていはサービス業と言いながらよく掘り下げれば、サービス的仕事の中核に本業があります。たとえば接客業?でもそもそもその供する「商品」があるのですから。
早く「うその付加価値」磨きから脱出すること
それ以外の業種・仕事でしたら、それは「うその付加価値」です。 いいサービス、とかくだらない(失礼!)ことにうつつを抜かしていないで サービスはどうでもいい、あなたのそのプロの領域をぜひお願いだから仕事をして欲しい、とお客さんに言われる領域を目指すのです。
これから年末年始、ご家族との恒例行事をのぞいた「自分の時間」を必ず取って、いったい自分は「何屋」なのか?をシビアに見てみて今やっていることを判別してみることをお勧めします。きっと、「なんちゃって付加価値」をつけるのに忙しくて、本業を磨くことから目を背けている部分が必ずあります。必ずです。
色々がんばっているとしても、です、本業を磨き続けるのに「これくらい」は無いので その「なんちゃって」をやめて、その資源を再分配するだけで利益は増えますよ。
はて、僕は私はそもそも何屋さんだっけ?これが正月~新春のテーマですね。
※ 上記で矛盾と誤解されるポイントは「関係性ビジネス」のダウンロードテキストです。じつは一切矛盾しません。商品3部に売り7部の理解と同じなんです。商品3部、は全能力の30%くらいしか力を入れなくていいよ、70%売りに力をいれればそれでいいよ、ではありません。
プロとしての「商品・サービス」を作り上げたうえで、その「商品・サービス」にあぐらをかくことなくそんないい「商品・サービス」を持っているのならなおさら70%の売る力に労力をかけよう、そう理解しています。関係性は「売る力」の方法の一つですから、、、。
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など「経営方針」として、明確な「基準」となる読み解き方を伝えます。
もちろん、西田の経験値からも断言した方がいいことは断言/コンサルティング、 個々人の価値観にゆだねる案件についてはどう考えて、 判断したらいいかまでも伝えます。
つまり、夢という一見ぼんやりしたもの、ワクワクするなどという概念的なものを 「完全に」数字で目指す目標ににまでブレイクダウンすることが可能なのです。
もちろん、腑に落ちる解説をしますしきっと「そうか」と膝を打つでしょう。
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