十年一日のごとく

こんにちは 西田です。ちょっと質問です。「十年一日のごとく」なことって 何かありませんか?

全然変わり映えがしないなぁという表現です。

愚鈍だったり、俊敏さに欠けたり、時代適応性が低かったり、と、、、どちらかというと、悪い意味で使われます。

戦略の面から逆の見方を今日は。

 

たとえば、今、放射能~しかものが売れない・・・・・・。消費マインドが・・・・・・。

うんぬんうんぬん、あります。

 

仮に期間を3ヶ月間と区切るとわかりやすいです。

たとえば、そういう時期が3ヶ月間続いたとしますね。

 

そう言うときに、あなたが

「ものが売れない」「売上を上げないと社員の...」「利益が...」といって

機を見て敏に、たとえば今回なら放射能関連のものを売るとします。

そう言う時代の変化は大小・種類は様々ですがいつもありますね。

 

なんとかそれでがんばって、売上が100のところ、80作れたとします。

「ふぅ~」と3ヶ月が過ぎます。

 

4ヶ月目にまぁまぁ世の中の状況が持ち直していたとします。

しかし、3ヶ月「本業をさぼっていた」ことになるんですね。

 

一方で、同じ状況・環境で、自社のできること・自社の商品を

 

「こういう時勢のなかでどうやって自社商品をわかって貰って、

 こんな時でも買ってくれる人に買って貰うにはどうすればいい?」

 

と頭をうんうんと悩ませて100に対して売上が50だった会社があったとします。

 

4ヶ月目に「この3ヶ月にしていた地力が鍛えられてしまった差」は

いかがでしょうか。

 

前者と同業だとして、一番厳しい中で、

頭を使って「本業からぶれない」3ヶ月間を過ごして

両者ともに同じように環境は持ち直しているのはかわりありません。

 

どんな見えない差が生まれているでしょうか?

それが3ヶ月くらいなら・・・・・・まぁ差はたいしたことはないかもしれませんが

この手の「差」は複利で効いていきます。6ヶ月・1年、、、、、と。

 

これは「こうしましょう」「こうすべきだ」の正論ではありません。

好きにしたらいいことなのですね。

 

会社員は、していいこと、してはいけないこと、すべきこと、すべきでないこと

があらゆる制限がありますが、経営者には制限が一切、何一つありません。

 

何をやっても良いのです

 

だからこそ、自分の軸が定まっていないと、やることなすことぶれぶれになります。

戦略は、「自社のしないこと」を規定するし、

あぶり出しのように、「浮き出て」すべきことが見えます。

 

戦略もなく、浮き草のように、「売上」とか「利益」という数字のためだけに

過ごした10年と

 

戦略に従って10年過ごしたときに、しないことをしないで、すべきことをして

過ごした10年、

 

 

「十年一日のごとく」やり続けると「十年偉大なり」となります。

ぶれずに重ねてきた事業上の差別化によってこそ、

 

その先もう10年お客さんの課題を解決できるだけの「強み」をもった

企業・事業家になれます。

 

・・・・・・しかし、こんな面倒くさいこと、みんなやりません。

僕と、僕の発信に共感した方がコツコツとやっているようです。

 

ところで、

 

あなたは今何歳で、子供がいる方は子供さんがいくつで

 

最低でもあなたの「事業家人生」はあと何年続くのでしょう?

 

 

(株)サポ-トプロ 西田光弘拝

 

 

 

 

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