砂糖とgoogleと僕らのビジネス戦略
今回はgoogleの世界戦略と砂糖に共通点がある、と言う点から この本を読み解いて、昨日の「非関連マーケティング」の方法にした話です。
岩波ジュニアという中高生向けの本で非常にわかりやすく書かれています。 この方はウォーラステインの「世界システム」の訳書を出している方でもあり、 砂糖という「世界商品」がどのように世界を変えていったのか?を 順番に解き明かしてくれます。
砂糖の消費は
イギリスの貴族等の「茶会的ティータイム」に始まり その後の労働階級のいわゆる3時のお茶みたいな、 より元気に働くための「ティータイム」の二極で砂糖が使用されることで 消費量が広まった、そんな話です。
その生産のために、南北アメリカで、たくさんのモノカルチャー地域・島(のちの国家)が 作られ今も国が経済発展できない素因になっています。
そして労働力による生産のレバレッジのためにアフリカから 大量の奴隷が供給(=売られた)され続けました。
余談ですが、奴隷解放を訴えたのは、奴隷の生産現場のコストでは勝てない一派が 奴隷を使って生産するのはやめさせようと「国会」の主流派になったからなんですね。 決して、人道的な面からではないんですね。
すべては大量消費に応え、売上をあげて儲けるためです。
これが、砂糖という世界商品の流れと儲けの仕組みと配役です。 どうgoogleにつながるのでしょう?
大事な点は「世界商品」でないとこの世界システムが機能しないということです。 他にはお茶やコーヒーなども世界商品です。
広告を消費するのは出稿という消費と、目の前にでる広告を消費する利用者です。 消費量においつくために、大量生産しなければいけないのは?
広告の表示先、googleが契約する様々なコンテンツ提供ポータルや ブログ・SNSなどの媒体=生産地(地域・島にあたります)。
「そこ」で労働による生産を大量にするのが日記を書く人です。 この日記を書く人...つまり上述の奴隷にあたります。
そして、
このころ、イギリスでも生産地でも時間を守るという経済的行為が発生しました。
大量生産のため機械化・効率化がどんどん進みました。 早く作ればたくさん売れる、からです。
Googleが取り組んでいる機械化・効率化は? 日記やブログのクロールタイムですね。
早くたくさん「生産」しているところを高評価して、 早くたくさん記事を生産して貰うことによって「表示先」を生み出し、 2つの消費を加速させる、これがgoogleのビジネスモデルです。
どうでしょう?全く同じ構図だと思いませんか?
ならば、僕らがやることは、自分のビジネスを考えると何をするのがいいのか? そんなことを考えながら読むとおもしろいし、googleが考えていることの尻尾の方くらいは 類推できるので、自分の戦略・戦術としてこうしたらいい、を考えられますよね?
こんなのも、集客システムが100%自由自在にできる要因としての側面です。 facebookにしろtwitterにしろ、何を意図して何に評価があるのか?などわかれば 同じやるにしても、取り組み方が違ってくると思います。
コアⅡ:「実践:高速回転・商賣の基本サイクル」の日程等含めて ご案内もできると思います。こちらは付加価値という目標に向かって 「実践的な打ち手を打つ」コースセミナーです。
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では。
追伸:
12月にお知らせしたように、起業・開業をこれからする人の サポート・コンサルティング・セミナーなどのリアルに関して すべてやめさせて頂いた...に関連して、 新しいコンテンツの整理が当分続きますので、あらためてよろしくお願いします。
毎回相変わらず長くてすみません。m(..)m |
@2,000万円の3つの輪 |