情報との「正しい」つきあい考察と私見

こんにちは 西田です。

地震について多くを語ることはありません。
今回の地震で情報とどう向き合ったでしょうか?

 

最近、「情報断絶」が流行っていますよね?でも...
情報で、もっとも大事なこと が抜け落ちています・・・

僕もセミナーで質問しますが、かなりの率の人が普段から情報遮断をしているし

それが、「いけてる」「進歩的」「情報におぼれる人は遅れている」という風潮が強まっています。

 

ここ数年は「正統の成功ロジックセミナー」「ビジネスOSアップデータ」など

ビジネスのコアをどうしていくのか?そんなことを中心に発信したり

セミナーをしてきていますがこれらのセミナーはまさに情報への対処の仕方です。

 

情報で、もっとも大事なこと

 

僕は、、、わたくしごとですが...

 

ツイッターも、facebookもustream、あらゆるソーシャルメディアや新聞・テレビ・ラジオ...

今回、できる限り多種の媒体の情報にアクセスして積極的に摂取しました。

 

情報で、もっとも大事なことは、「何を言っていないか?」です。

 

「言っていないか」を知るためには言っていることを知る必要があります。

さらに、単一ではなく複数に、さらに立体に組み合わせる必要があります。

 

今回、僕も含め主たる被災となった地域の方以外でも

いつ、自分がそうなるかわからないわけですが、

そうなったときに、情報を遮断していいのか?を一緒に考えてみませんか?

 

情報無くして、「その時」に正しい判断と決断ができるわけがありません。

野生の勘、は別ですが...。

 

もし、自分が主たる被災地もしくは隣接地域になったときに、

最大の不安は情報不足です。

情報には早く取った方が良い情報が必ず、あります。

 

...が、「ただ摂取する」と情報洪水にやられ、自分で考えられなくなり、

メディア操作の渦中に入ってしまうと抜け出るのは困難です。

(そのときでも本人は自分で考えていると思うのですが)

 

情報過多も不安を増大します。不安は行動の方向を誤る大きな要素ですよね。

 

遮断してもいけない・摂取してもだめ、どうすればいいのでしょうか?

 

こんな時ですから、今後のために基本を押さえておきたいと思い書いています。

 

 

情報の鉄則はより早く摂取し、泰然と行動すること、だと僕は思っています。

つまり、情報には接触する必要がある、これが大前提です。

 

その上で仕訳して自分の中に情報の立体構造をつくることです。

 

そのためには?

 

「言っていること」「言っていないこと」から見分ける能力が必要

 

こういう、未曾有の事態の時に、どのメディアが何を言っていて、

何を言わないのか?何を言いたがり、何を主張しようとするのか?

そこには企画会議なんてものがないので、あらわに「体質」がでます。

 

ネットで言っていることでマスが言っていないこと、

ソーシャルが大騒ぎして風説の流布状態になっていること、

 

そういうものに触れもせずに正しい判断はできません。

 

民放はあさましいくらいに、

意味不明の○○専門家もどきをつれてきて深刻さを煽っていました。

NHKもものすごく情報量を絞っていました。

ツイッターは猛烈に情報が劣化していくなかで、大騒ぎでした。

ustreamには停電時に見られなかったTVニュースもアップされていました。

2CHも、ものすごい勢いで書き込みがアップされていました。

原子力についても、所轄のHPの停止情報もアップされていました。

海外メディアは世界への津波の伝播時間を伝えていました。

 

しかし、それらのすべてに「言っていること」「言っていないこと」があります。

 

 

海外メディアがすでに発表していることを全く触れもしていないことがいくつかありました。

 

わかりやすい話しだと

 

「日本」にいて、震源地が沖合24kmということの「近いのか遠いのか」は

「世界地図」で見ると異常なほどに「近い」ということがわかります。

 

たとえば、国内と海外の差では

 

現地の日本にいるから「言っていること」「言っていないこと」と

現地にないメディアだから「言っていること」「言っていないこと」

 

を見ます。

 

 

だから?

 

 

だから?

 

だから?は知りません。

 

その「だから?」を自分で、もっともっと複合情報にして、

行動の基準となる情報が「立体」になります。

 

しかも早く、早く、集めて、早く、構築する。

 

そういう訓練を怠れば、「そのとき」...。

 

情報無菌でいいのか?

 

情報に全く触れないというのは、無菌室で生活して

病原菌に対する抗体が作られない身体を作り上げているのに等しいです。

 

また、情報の洪水にいるのは抗体と細菌のいたちごっこみたいなもので

これも結局抗体が無いのに等しいです。

 

情報は

 

洪水を遮断するのではなく(はじめの一手は遮断ですが)

体内に取り組んで抗体を作りながら、

 

情報の選択センサーを鍛えるというのが情報に対する正しい対処法だと思います。

 

 

そして、大事なのが、

 

そういう情報に触れたときに自分がどういう風に感情はどうか?を観察すること。

脊髄反射的に「取りたくなる行動」はなんなのかを観察すること

 

なぜなら、人は感情で動く、それが自分のパターンですから、

それを普段から情報として知っていれば「いざ」の時に、もしかしたら、

「あれ、パターンに...はまっている、自分?」と思えるかもしれません。

 

これは一朝一夕ではできないので好まれない方法ですが...。

 

まとめ

 

1.情報の言っていないことを見抜く努力をする

2.複合的に情報の立体構造を作り上げる

3.言っていることを見たときの自分の感情と行動パターンを把握する

4.自分で作り上げた「情報」にもとづいて行動を決定する

 

だから普段から訓練が必要なのですね。

良かったら、これから土日、情報ザッピングをお勧めします。

 

どれほど自分が「流されるか」を把握してみるといいですよ。

 

さて、最後に

 

せっかく書いたので、ビジネスの明るい未来に

話をむりやりつないで終わりにしたいと思います。

 

これって、すべて、ビジネスの「あなたの行動」と完全一致しませんか?

 

ということです。ビジネスは命までは取りませんので、

ここまで深刻ではないですが情報への処し方は「完全に」同じです。

 

そう言う生き方は面倒なので、まぁ1週間もすれば忘れます、きっと。

これを機会に、「そういう生き方もありなんだ」と思ったら こちら を読んでみて下さい。

 

横浜は何事もなかったような、それはそれはおだやかな日和です。

自然にとっては、くしゃみみたいなものなのですよね。

 

そんななんともやりきれない「春を感じながら」...。

 

にしだ拝