「次」の壁は「●●●」

こんにちは 西田です。

 

いくつかのメルマガやブログの

「それなりに発言力のある感じの人」

「情報は得るけれど、 必要以上の情報は入れない。」

という発言をし、それが「いい感じ」で転送されたり、

引用されているんですがもしかして読みましたか?

このことはすごく重要なことだから、

「上記のような意見に触れた」×「僕のメルマガも読んでいる」

あなたの考え方の選択肢の一助になればと思って、書いています。

 

ある病気の人にとって、医者からみたら「今あなたにとってこれが必要」とわかる。

あるレベルの武道の人にマスターが「今君にとってこれが必要」とわかる。

ある学びの途にある人に先生から見たら「今あなたはこれを学ぶ必要がある」とわかる。

ある社会人に、先輩・上司が「今君にはこの経験が必要」とわかる。

 

どれも、本人には決してわからない「必要」のレベルがありますよね。

病気の人も、武道の人も、学びの人も、社会人も、

自分で認識できる「今日必要と思えること」のレベルをあげるには、

知や経験や鍛錬や訓練を積んでしか、

必要と思えることのレベルが上がることはないですね。

 

だとしたら

 

優れた医者、マスター、先生、先輩・上司なら、

「今(あなたが)必要と思うことだけしなさい」と言うでしょうか?ということです。

 

必要を少し超えた負荷をかけませんか?

もしくは、本人が考える「必要」のより上位からみた必要の差を説かないでしょうか?

 

なぜなら

 

今、あなた=自分が必要と思えることは、

今の自分の能力範囲においてでしか「必要」とは判断できないし、

 

本人からみて「不必要」と思うことが、

「より上位」からみたら「必要」であることなど、例を挙げるまでもないですよね。

 

「より上位」とは上述の医者等々...もそうですが

未来の自分も今の判断基準の自分よりも「より上位」と言えます。

 

いくつかのメルマガやブログの「それなりに発言力のある感じの人」

は起業家・起業したい人に情報を発信しているんですね。

 

一連の「必要な情報だけ...」の発言の根底をもう少し探ると...

(なんのこっちゃわからない、読んでない、ならばスルーして下さい。)

 

「必要」とは?自分にとって役に立つことであり

「不必要」とは?自分にとって役に立たないこと。

 

時間を使うな、というのは?支払いをするな、

自分にとって役に立つこと以外には支払うな、と。

 

不等価な交換をするなと言っているんですね。

 

どんなにレベルが上がっても

 

価値を見いだせるなら=必要

価値を見いだせない=不必要

 

とすると

 

「あなたはその不必要(に見える)な情報源からは

 なにかを拾い出して価値を見いだせる力が無いから

 (つまり効果としても不必要)支払ってももったいないよ」

 

と言っているし、もう少し突っ込んで考えると

 

「不必要(に見える)な連続から必要を見いだす力が付くとは思えないから

 今の能力で等価交換できるものだけ買っておきなさいよ」と言っているんですね。

 

これを起業家育成・起業家支援をしている人が書いているから悲しいなぁ、と。

僕も同じジャンルで何年もやってきているから...。

 

なぜ、悲しいか?って?

 

自分の向こう側にいる起業家・起業家予備軍の人たちの能力をまるで

信じていないってことなんですよ?

 

能力を信じていれば、

 

「今不必要と思うことに常にアクセスし続けませんか?」

「今、見ても聞いても、全くわからないことが大事なんだ」

 

となりませんでしょうか?

 

冒頭で書いたように、選択肢の一助

になれば、なので、あなたがどっちを選ぼうと構いません。

 

僕は、読み手のあなたがこれを読んで能力へのトライをすると

信じています、とかも全然思いませんし、

自分の思う方向を「私のようにやってご覧」などとはきっと言いません。

 

僕があなたの能力を勝手に信じているだけ

本人以外がその能力を信じているのと

本人がやるのとは多くの場合一致しませんから...。(苦笑)

 

今回取り上げた、

 

  「情報は得るけれど、 必要以上の情報は入れない。」

 

発信側としてクライアントの「明日への能力」を信じていなくて

受け手(クライアント・読者)も自分の能力を伸ばすことに「面倒な人」

 

の双方向コミュニケーションの集合体においては

 

その対象に発信する処方箋としては

きわめて「正しい」「効果的」な「耳障りの言い」「うけのいい」処方箋だったといえます。

 

なぜか?

 

方針を明確に決めてくれたから!

 

「あなたは必要なもの以外みなくていいよ」と言ってくれたら

自分の能力を伸ばすことに「面倒な人」にはこの上なく「必要な示唆・指示」です。

 

だから、転送・引用を誘発しているのでしょう。

 

もう一度書きますが

 

このことはすごく重要なことだから、

「上記のような意見に触れた」×「僕のメルマガも読んでいる」

あなたの考え方の選択肢の一助になればと思って、書いています。

 

 

 

とはいえ、

 

メタ認知的に、俯瞰的にみて、「必要」を判断して

不必要と思うことを選択的に行えば

「必要なことだけやっている」とは言えるんですがね、、ややこしいですが。

 

前回も書いた、

脊髄反射的に「今の自分の能力範囲」で「必要・不必要」を決めない方がいい、

と言っている、ということを理解してもらえればいいんですが...

 

これを読んで「もしかして、ビジネスも同じか?」と

ほんの少し疑問を持ったしたら...?

 

 

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にしだ拝

 

追伸:最後に辛口なことを書いておきましょう。

 

もしもあなた起業準備中で、

「情報は得るけれど、 必要以上の情報は入れない。」

「いい感じの意見」と受け止めて、そうしようとしていたとしたら...

 

考える力を失う方向に誘導されていて、高い確率で「お客さん」であり続る、、

そんなあなたは起業は思いとどまった方がいいと思うなぁ。

 

もしももう起業家なら、

 

おそらく「費用対効果の良い」ビジネスにいそしんできて

それなりに儲かってきたのでは?

 

でも、「次」の壁は「不必要」がキーワードです。

 

なぜか?

 

自分で「必要」のレベルをあげていけないから、

「医者等々」の「より上位」の人たちの「これ必要だよ」という

示唆・指示を永久に必要としつづけるから、、、、です。

ずっとだれかに何を必要と言って貰いたい人(お客さん群)が一丁上がり!(苦笑)